ピアノで奏でる雨の響き <3>
■ メラルティン:雨
曲名に『雨』が入っているピアノ曲、今回ご紹介するのはフィンランドの作曲家 エルッキ・メラルティンの、その名もズバリ「雨」です。全5曲から成る組曲『悲しみの園』の4曲目で、250以上のピアノ曲を残したメラルティンの作品の中でも人気の高い曲のひとつです。
エルッキ・メラルティン(1875-1937)
メラルティンは、音楽家としてばかりではなく著述家、哲学者、画家としても活躍するなど、多方面に渡り才能豊かな知識人でした。
ドビュッシーの「雨の庭」と同じように、絶え間なく降り注ぐ雨のしずくをイメージさせる曲調ですが、フランス音楽とはまたひと味違った北欧独特の透明感と切なくも美しい旋律が印象的です。
フィンランドのピアニスト、ヨウニ・ソメロの演奏で~♪
ピアノ:ヨウニ・ソメロ(Jouni Somero)