光のプレリュード
銀座・教文館で開かれている藤城清治さんの影絵展「幸せを呼ぶ光」へ行って来ました。以前から藤城さんの影絵の大ファンですが、特にピアノが描かれている作品には惹かれます。今回も、ピアノが主役の素敵な作品が展示されていましたので、作品に添えられていたメッセージと合わせてご紹介させていただきます。
『光のプレリュード』(1984)
グランドピアノほど美しい形はない。美しい音を追及して生まれたすてきな形、グランドピアノはオーケストラの根幹で楽器の王様、姉がピアノを弾いていたから、家にはこどもの頃からピアノがあった。自分が弾かなくても、ぼくのスタジオには必ずピアノがなくてはならない。ピアノはぼくの光と影の原点。夜の静かな海の上を月に向かって何台ものグランドピアノが空をとんでゆく。美しい音色が夜空に響きわたる。